TSRP blog

TSRP(東海大学学生ロケットプロジェクト)は,ロケット開発を行う東海大学チャレンジセンター所属の学生団体です.

これがH-29だ! 

どうも、雨男記録更新中の川井@燃焼班です。

本日は今度打ち上げられる2機のロケットのうち、“H-29”の詳細についてお伝えします。

そもそもH-29ですが、こういう機体です↓↓

プレゼンテーション1

※色は(仮)です。

胴体の直径は120mm、全長は1,957mmということで、TSRPでは久々の全長約2mの機体です。

この機体の特徴としては、
・タンジェントオジャイブ・ノーズコーンの採用
・二段分離機構の搭載
・デジタル・バス計器の搭載
・インフレータブル式フロートの搭載
といったところです。

◆タンジェントオジャイブ・ノーズコーン
タンジェントオジャイブは、とても大まかに云いますと、
下図のような滑らかな曲線の形を指します。
tan og
ロケット先端のノーズコーンがこの形だと空気抵抗が少なくなるのです。
製作技術の限界から、今までは円錐型や角度が二段の円錐型を採用していましたが、
様々な方のご協力で、遂にタンジェントオジャイブ型のノーズコーンが実現しました!

DSC_0024_20130220201517.jpg


◆二段分離機構の搭載
ロケットを狭い範囲で回収し、かつハードランディングにならないようにするため、
ロケットが二段階でパラシュートを放出して降下する“二段分離”にTSRPでは数年前から
挑戦してきました。

しかし、未だ満足できる成功をおさめていないため、今回再び挑戦します。

DSC_0029_20130220201602.jpg


◆デジタル・バス計器の搭載
飛行中のロケットの状態を把握するために不可欠なバス計器
(加速度や気圧などを測り、分離機構へ分離指令を出します)
がロケットには載っています。

TSRPではこの計器を“共通計器”と呼んでいます。

従来、共通計器はアナログ回路で構成されていましたが、今年はこれをデジタル化。
昨年夏の打ち上げでアナログ共通計器と一緒に搭載され、問題なく動作することが
確認されたため、今回はデジタル共通計器が単独で搭載されることとなりました。

デジタル共通計器になったことによって計器の小型化&軽量化が実現しました。

DSC_0026.jpg


◆インフレータブル式フロート
ロケットが海に着水する場合、水よりも重いロケットが浮くためにはフロート(浮き)が
必要になります。

夏の打ち上げでは発泡スチロールの固体式フロートがロケットに詰められましたが、
これはとてもかさばってしまうので、沢山詰める場合、無駄にロケットを大きくしなければ
なりません。

そこで、着水してからガスを入れて風船のように膨らむインフレータブル式フロートを
今回開発しました。
今回は“着地”する打ち上げ実験で動作するかを確認します。

もし期待される動作が確認されれば、来年夏の海に向けた打ち上げ実験でも
ロケットに搭載される予定です。

DSC_0027.jpg


◆ハイブリッドロケットエンジン
H-29にはTHR-F003Jという自主開発ハイブリッドロケットエンジン(HyperTEKのJ型相当)
が搭載されています。
しかしH-29は機体重量が少し重いので、従来300N級だった推力を今回は400N出るように
チューニングを施しました。

DSC_0030.jpg


第2回の大学構内リハーサルも初日が終わり、現地での具体的な動きや
シーケンスが煮詰められつつあります。(PMさんお疲れ様です!)

リハーサルは寒いし、現地でも寒くてツライのは目に見えてますが、
だいじゅ苑での焼肉慰労会と、豚丼を希望に生きて行きたいと思います!


category: 11th HybridRocketProject

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